インターンシップは長期採用試験

学割がある朝日新聞

インターンシップは必ず参加しよう

 

大手企業のインターンシップは長期の採用試験です。
インターンシップに応募して不合格になった。めげてはいけません。
インターンシップが本採用と直結している会社が多いのです。

インターンシップでこの学生が本試験に応募してきたら採用しようと人事は人材獲得に必死なんです。

 

ベンチャー企業の場合は、インターンシップが1年生から参加できる企業がかなりあります。
大学生に「面白い会社でしょ。でも、この知識は身に着けないとね」と
学生に仕事上必要な知識を勉強してもらいます。働きながら教えていく会社が多いです。

 

IT系のベンチャー企業ではインターンシップは人材確保の生命線です。
「オフィスもおしゃれだし、服装も自由だしいい感じ」と外見だけで判断しないこと。

IT系の企業はスーツで出社しなくてもいい場合が多いです。
これが気楽でいいと人気なんですけどね。

残業時間が何時間になるのかを聞いたほうだいいですよ。

 

休みの日につかれて寝ているだけになると大学時代の彼女、彼がいなくなってしまいますよ。

 

 

恐るべきインターンシップだった 広告会社

 

美術大学でコンピューターグラフィックスを専攻してきた大学生は、大手広告会社のクリエイティブコース・インターンシップに応募した。
競争倍率は高く48倍。まず、その競争倍率を突破したこと自体すごい。

 

インターンシップ初日に集合時間の60分前に到着した。
緊張で寝れなかった。

 

インターンシップのスケジュールが発表された。
大きな会議室の机の前には、鉛筆と色鉛筆と真っ白な紙とMacBookProのフルスペックが
おいてあった。

 

「これから、課題を発表します。パソコンを使える人は使っていいです。パソコンの中にある素材は使っていいです。
ただし、インターネットで素材は探さないでください。」と言われた瞬間、これはインターンシップという名の採用試験であることが分かった。

 

「課題は消しゴムのデザインを100個、60分で作ってください」

 

は?60分で100個つくれ?1個36秒で作るのか?
会議室にどよめきが起きる。
よし、やってやる。

 

Macを起動した。起動が完了するまでの時間も待てない。
隣の席の学生は手書きでやる気だ。無理だ。そんな暇はない。
起動する間はひたすらデザインを考えていた。

 

よし、イラストレーターを起動して、マスターデザインを作り出す。
Macの中にある素材は使えそうだ。

 

よく見るとタブレットもある。
マスターデザインを20個つくるのに35分。
ここからコピペとアレンジだ。

 

ショートカットキーを覚えておいてよかった。
これを知らなかったらまず、できない。
順調にデザインを変形させながら、デザインしていく。
よし、80個できた。

 

残り6分。

 

上物を張り替えるだけで終わらせるしかない。

 

「ハイ、終了。パソコンの人はそのままでいいです。紙に書いた人もそのままでいいです。」

 

終了後、別室に移動した。

 

別室にはお茶が用意してある。

 

「次が始まるまで、休憩は10分です。トイレは廊下の突き当りにあります」

 

トイレに行く間、「おい、おれ30個しかできなかった」「25個で終わった」
と消しゴムの話で盛り上がった。

 

次に時間はラジオCMのアイディアを考える課題だ。
制限時間は120分。

 

営業局の局長が架空の商品を持ってくる。
この商品の説明が15分あった。

 

そして、ラジオCMを作る。
J-WAVEをかけ流しながら家で課題をこなしてきてよかったと
安堵感があった。ラジオになじみがない人は、焦っていた。

 

120分間の試験。
台本を作成する課題だ。

 

15秒でどう伝えるか。
アウトラインを書き出した。
ドラマ風にするか。
それとも、コント系にするか。
配信される時間は何時を想定するのか。
すべて、自分で考えて書く。

 

目の前には白紙の答案用紙と鉛筆と消しゴムしかない。
消しゴムがブリジストンであることがおもしろい。

 

くそー。こんなデザインを求めていたのかな。
考えはCMに集中しよう。

 

するとアイディアが浮かんできた。

 

まえに座っている女子学生がポニーテールでその前がショートヘア。

 

この二人の掛け合いでいこう。

 

何とか、台本が完成した。

 

あと20分ある。
誤字脱字だけは見直そう。

 

「はい、終わり」

 

「昼食をご用意しております。ご案内します。」

 

案内された先はまたもや別の会議室だ。
弁当もサイズが大きくていい感じだし、ドリンクはフリー。
これはいいぞ。

 

弁当を食べながら2つの課題をどんなふうに考えたかを話し合った。

 

昼食後に発表があった。

 

グループに分けられた。
「今後はこのグループで行動してもらいます」

 

グループでのインターンシップは、グループで作業する。
これが5日間続き、最後に食事会があった。

 

クリエイティブの局長から「よく頑張ってくれた。本試験でも
皆さんの力があれば必ず採用されます。」と言われても
うれしくなかった。

 

結果、講評がほしかったのだ。

 

とにかく終わった。

 

本試験もダメもとで受けたら、大手4社から内定が出た。

 

最後までどこに行くか迷った。

 

最終的にはトップでない広告会社に行くことにした。

 

採用後聞いたのだが、広告会社のインターンシップに
合格するということはほぼ採用は決まっているのだとか。

 

入社式でポニーテールの女子大生がいたので
声をかけたら「あれ、こっち来たの?」と言われたので
「迷ったけど、一番最初に内定くれたからさ」「あたしも」
「よろしくな」

 

 

 


パソコンアプリは使いこなせることが常識だった

パソコンを使えるのが常識

 

 

即戦力にならなくても、基礎教育を省くことができる大学生を優遇する

 

パソコンを使いこなすことは大事だ。
広告会社で営業なら企画書を書く。
広告主から依頼された広告を具体的に形にしてコンペに臨む。

 

営業局の社員からの要請を受けて完成度の高いクリエイティブ提案ができることが求められる。
プレゼンの時にパワーポイントでの出稿を求めてくる広告主も入れば、キーノートの場合もある。

 

その両方にたけていないと時間がかかる。
少なくとも、研修でパソコンの使い方を教えているほど暇ではない。

 

大学で使っていた。
美術をやる前に本を読めと何人もの教授から言われ
美術大学なのに本のレポートを頻繁に提出していた。

 

朝日新聞金曜日の夕刊 映画
火曜日の美術

 

これはスクラップを4年間してきた。

 

美術展と映画は大好きだった。

 

何とかクリアできたのは、朝日新聞を毎日読んでいたのと
厳しく指導してくれた教授、准教授をはじめとする教職員の
皆様と、学費を出してくれた親だ。

 

 

コンピューターグラフィックスを専攻したのは
絵具代など画材に金をかける必要がなかったからだ。

 

大学4年間 学割で新聞を読んできたのも大きかったと
大学生活を振り返り語っていた美大生は今では広告会社で
斬新な広告を発信するクリエイターになった。

 

 

「就活のために特別なことはしなかったです。大学で学んだこと。朝日新聞を読んだこと。
ASAの皆さんにお願いして美術展覧会の入場券をもらったことかな。」


朝日新聞を活用した就活 広告会社 女子大生編

 

アルバイトの居酒屋で学んだコピーライティング

 

地方から出てきた女子学生は1食分のご飯を確保できる居酒屋でバイトしていた。
オーナーである板長から「三陸の牡蛎をお客さんに注文してもらえるようにして」
と言われ考えた。

 

 

どうお客様にご案内すればいいのだろうか。
板長は宮城県出身で地元の食材にこだわりを持っていた。
東京で三陸の牡蠣はどのようなひょうかなのだろうか?

 

かんげてもわからないから、女子学生のアルバイトは
板長に在庫数の確認をした。

 

「30個かな」

 

「わかりました」

 

お客様にご紹介するときに女子学生は「いらっしゃいませ。今日もお仕事お疲れ様です。
疲労回復に効果が期待できる三陸の牡蠣が限定3個で先ほど到着しました。ご注文は
お早めにお願いします。」といっておしぼりをもっていたら

 

「あ、牡蠣は1人前何個ですか」と聞いてきたおきゃ様を逃がさなかった。
「1個からご注文いただけます」

 

ほかのテーブルも牡蠣の注文が入り始めた。
「生3つと熱燗2合、牡蠣は3個とさしもり」と注文が入った。

 

実際には30分で完売になった。

 

「つぶ貝はあと2人で山だぞ」

 

と板長が声をかけたら

 

「ビールお待たせしました。つぶ貝はあと2つで完売です」
と一声かける。

 

「つぶ1つ」
注文を入力する端末を打ち込み売り抜ける。

 

板長はどんどんアルバイトに声をかけていく。

 

板長の命令をまもって売る。これを確実にこなすことがだいじだ。

 

あるとき板長から呼び出された。

 

「お、おつかれさんな。君が一番優秀だ。注文記録によると本日のスペシャル
を売り切ったのは君だ。」

 

ご褒美にボーナスが5万円でた。
うれしかった。

 

売り切るためにつかった言葉はなんだろうと板長は考えていた。
このアルバイトを注視していた。

 

つかっていた言葉は「限定」である。

 

この居酒屋でのアルバイトは就活で大活躍することになる。

まず、メニューを書くときには料理にすげてキャッチコピーを付けていた。
例えば、「谷中しょうが」には「あなたの冷え性を解消させてくれるフレッシュな谷中しょうがと書いていた。

 

エントリーシートも人事の人が読んだときに目に留まるキャッチコピーをすべての会社で行った。
これが効果があったのかエントリーシートで落とされる企業がなかった。

 

妙な自信があった。酔っぱらいのお客様にからまれても、見事にかわしてきた。
居酒屋の女将さんにも褒められたかわしを、面接でもやってのけた。

 

自分の考えを自分の言葉で伝える。

これができない学生は就活で失敗する。
就活は今までいきてきた自分のプレゼンだ。

 

朝日新聞が就活にどう役に立ったのかを考えてみた。

居酒屋にくるお客さんとの世間話は新聞の話だった。

あえてそこに誘導してきた。ほかの話を聞いてもわからない。

時に殺人事件の話題で自分が推理する犯人像はこんな人という感じで話してきた。

 

だから、希望する会社のとりまく環境はどんなことかを考える訓練になった。


面接ではっきりと自分の意見を言えたので落ちても悔いはないと
思ったが全部内定をもらえた。

 

これって、奇跡に近いかもしれない。

 

朝日新聞をを読んだらだれかに話そう。
その意見のぶつけ合いが、きっとあなたを強くさせる。

 

そんな気がした就活だった。